朝、部屋から出てこない。
無理にでも学校へ行かせたほうがよいのでしょうか。
朝になると「お腹が痛い」「今日は休みたい」と言って、子どもが部屋から出てこない。
学校からの電話が鳴るたびに、親の自分まで苦しくなる。
「無理にでも行かせたほうがよいのだろうか」
「休ませたら、このまま学校へ戻れなくなるのではないか」
「欠席が増えて、進級や卒業ができなくなったらどうしよう」
そのような不安を抱えて、「高校生 不登校 親の対応」と検索しているのではないでしょうか。
まずお伝えしたいのは、明日から学校へ行かせることだけを、最初の目標にしなくてもよいということです。
文部科学省も、不登校への支援は「学校に登校する」という結果だけを目標にするのではなく、本人が自分の進路を主体的に捉え、社会的に自立することを目指す必要があるとしています。
ただし、何も確認しないまま長期間様子を見るのも避けたいところです。
最近、朝になると部屋から出てこなくて……。
無理にでも学校へ行かせたほうがよいのでしょうか?
まずは登校させることよりも、心身の状態と、学校の単位・進級条件を確認しましょう。
休ませながら、今後の選択肢を調べることもできます。
高校生の子どもが不登校になったときは、次の3つを並行して進めます
確認すること 1
子どもの心身の状態を確認する
確認すること 2
在籍校に出席・単位・進級条件を確認する
確認すること 3
今の高校へ戻る以外の選択肢も調べておく
不登校になったからといって、高校卒業を諦めなければならないわけではありません。
現在の高校への復帰だけでなく、別室登校、転校、定時制高校、通信制高校など、子どもの状態に合わせて学び方を変える選択肢があります。
この記事では、親が最初に確認したいことから、通信制高校を含む今後の進路まで順番に整理します。
まず親が確認したい3つのこと
子どもが学校へ行けなくなると、親は原因を見つけ、早く解決しなければならないと焦ってしまいます。
しかし、最初から原因を特定できるとは限りません。
本人にも理由が分からないことや、複数の問題が重なっていることがあります。
まずは、次の3つを確認してください。
1.食事や睡眠など、心身の状態
学校へ行けるかどうかより先に、食事や睡眠が取れているか、強い体調不良がないかを確認します。
- 夜眠れず、昼夜が逆転している
- 食欲が大きく落ちている
- 頭痛や腹痛が続いている
- 強い不安や落ち込みがある
- 自分を責める言葉が増えている
- 家族との会話も難しくなっている
このような状態が見られる場合は、家庭だけで解決しようとせず、学校の相談窓口、地域の相談機関、医療機関などへ相談することも考えます。
「学校へ行けるようにすること」よりも、まず安心して過ごせる状態を取り戻すことが先です。
2.現在の出席・単位・進級状況
子どもを休ませながら、親は在籍校へ現在の状況を確認します。
高校では、出席日数だけでなく、科目ごとの授業、課題、試験などが単位認定に関係します。
学校には、次の項目を確認してください。
- 現在の欠席状況
- 科目ごとの単位認定条件
- 未提出になっている課題
- 補講や追試の有無
- 進級に必要な条件
- 卒業への影響
- 別室登校や保健室登校に対応できるか
- 自宅学習やオンライン対応が可能か
- 転校を検討する場合の期限
「何日休んだら留年する」と自己判断せず、学校から具体的な説明を受けることが大切です。
3.本人が今後どうしたいと考えているか
すぐに答えを求める必要はありません。
- 今の高校へ戻りたいのか
- 別の環境なら通えそうなのか
- 自宅であれば勉強できそうなのか
- 人との交流を減らしたいのか
- 少ない日数から通学したいのか
- 将来やってみたいことがあるのか
少しずつ本人の希望を確認していきます。
親だけで退学や転校を決めてしまうと、入学後に本人が納得できず、再び学習が止まる可能性があります。
進路を決める前に、本人がどのような環境なら学べそうかを一緒に考えましょう。
不登校の子どもに対して、親が注意したい対応
親が心配しているからこその言葉でも、本人には責められているように聞こえることがあります。
特に、次のような対応には注意が必要です。
無理に登校させる
一度登校できても、心身の状態が整っていなければ長く続かないことがあります。
「今日行けたか」だけではなく、今後も無理なく学び続けられるかを考える必要があります。
怠けていると決めつける
家ではゲームや動画を見ていても、学校へ行けないことがあります。
好きなことができることと、集団生活や学校環境へ対応できることは別です。
外から見える行動だけで、本人の苦しさを判断しないようにします。
原因を問い詰める
「なぜ行けないの?」と繰り返し聞かれても、本人が理由を説明できるとは限りません。
今は話せなくてもよいことを伝え、困ったときに相談できる関係を保つことが大切です。
ほかの子どもと比較する
「同級生は普通に通っている」
「兄や姉は休まなかった」
「みんな嫌でも頑張っている」
このような比較をしても、本人が抱えている問題は解決しません。
自分は普通のこともできないという感覚を強めてしまう可能性があります。
親だけで退学を決める
特に注意したいのが、焦って先に退学してしまうことです。
現在の高校に在籍したまま別の高校へ移る「転入」と、一度退学してから入り直す「編入」では、手続きや入学時期、在籍期間の扱いが異なる場合があります。
先に退学すると、希望する時期に入学できなかったり、卒業時期に影響したりする可能性があります。
退学届を出す前に、在籍校と転校先候補の双方へ相談してください。
欠席が続いたら、学校にこの7項目を確認する
休ませている間に単位が足りなくなって、留年や退学にならないか心配です。
欠席日数だけで自己判断せず、単位認定、課題、補講、追試などを学校へ確認しましょう。
今の状況を数字で把握すると、次の行動を考えやすくなります。
子どもを休ませることと、進級や卒業に必要な情報を集めることは両立できます。
本人を急かさず、親が先に制度や期限を把握しておくことで、選択できる進路を残しやすくなります。
学校への確認リスト
- 現在の出席状況
- 単位を取得できない可能性がある科目
- 未提出の課題と提出期限
- 補講・追試・追加課題の有無
- 別室登校や自宅学習などの対応可否
- 進級・卒業への具体的な影響
- 転校を検討する場合の期限と必要書類
子どもが学校と直接話すことを負担に感じている場合は、まず親だけで相談できるか確認しましょう。
担任だけでは判断できない場合は、学年主任、進路担当、教務担当などに確認することもあります。
今の高校へ戻る以外にも選択肢がある
高校へ行けなくなったとき、選択肢は「今の高校へ戻る」か「退学する」かの二つだけではありません。
子どもの状態や希望によって、次のような進路があります。
現在の高校への復帰
本人が現在の学校へ戻ることを希望している場合は、在籍を続けながら復帰方法を考えます。
- 別室や保健室から始める
- 午後から登校する
- 参加できる授業だけ出席する
- 自宅で課題を進める
- 定期的に担任と面談する
実際にどのような対応が可能かは、在籍校へ確認してください。
別の全日制高校への転校
不登校の主な原因が現在の学校環境にあり、別の学校なら通える可能性がある場合は、ほかの全日制高校への転校も候補になります。
ただし、欠員、試験、転入時期、単位の扱いなどの条件があります。
定時制高校
登校する時間帯や学校の環境を変えることで、通いやすくなる場合があります。
昼間部、夜間部など学校によって学習時間が異なるため、本人の生活リズムと通学方法を確認しましょう。
通信制高校
毎日の登校が負担になっている場合や、自宅なら学習を進められる場合には、通信制高校も選択肢になります。
通信制高校には、自宅中心で学ぶ学校だけでなく、週1日、週3日、週5日など、通学頻度を選べる学校もあります。
高等学校卒業程度認定試験
高校を卒業せず、高等学校卒業程度認定試験を目指す方法もあります。
ただし、高卒認定は高校卒業資格そのものではありません。
進学や就職も含め、本人の将来に合っているかを慎重に確認する必要があります。
このような状態なら、通信制高校も調べておく
次のような状況では、今すぐ転校を決めなくても、通信制高校の情報を集めておく価値があります。
- 毎日決まった時間に登校することが難しい
- 集団で授業を受けることに負担がある
- 自宅であれば学習できそう
- 体調に合わせて学習時間を変えたい
- 少ない日数から通学を始めたい
- 現在の高校では単位取得が難しくなっている
- 高校卒業後の進学や就職も考えたい
- 今の学校とは異なる環境で再出発したい
通信制高校を調べることは、今の高校への復帰を諦めることではありません。
「現在の高校へ戻れなかった場合、どのような学び方があるのか」を知っておくだけでも、親子の不安を減らせます。
自宅中心から通学まで、どのような学び方があるか確認する
N高等学校を含むN高グループには、時間割を固定せずネットで学ぶネットコースと、週5・週3・週1+コースがあります。週5・週3・週1+コースでは、決まった曜日や時間にクラス学習を行う形です。
ただし、ネットコースでもスクーリングや試験への参加は必要です。
現在の単位をどこまで引き継げるか、いつ転入できるか、卒業までに必要な費用はいくらかは、一人ひとりの状況によって異なります。
入学を決める前に、まず資料で次の項目を確認してください。
- ネットコースと通学型コースの違い
- スクーリングの場所と日数
- 転入・編入できる時期
- 前の高校で取得した単位の扱い
- 学費と追加で必要になる費用
- 進学・就職支援
公式資料へ移動します。
※資料請求は入学を決める手続きではありません。ほかの進路と比較するための情報収集として利用できます。
通信制高校は「何もしなくても卒業できる学校」ではない
通信制高校には、自分のペースで学びやすいという特徴があります。
一方で、入学すれば自動的に卒業できるわけではありません。
学校によって方法は異なりますが、一般的には次のような学習が必要です。
- 教材や映像授業による学習
- レポートや課題の提出
- スクーリングへの参加
- テストの受験
- 特別活動への参加
- 卒業に必要な単位の修得
特に注意したいのが、普段の通学とスクーリングの違いです。
日常的なキャンパスへの通学が少なくても、高校卒業資格に必要なスクーリングには参加しなければならない場合があります。
「ネットで学べるから一度も登校しなくてよい」と考えず、次の点を確認してください。
- スクーリングはどこで行われるか
- 年間何日程度参加するか
- 宿泊が必要か
- 交通費や宿泊費は別に必要か
- 体調不良時にどのような対応があるか
- 本人が参加できそうな形式か
通信制高校を選ぶときに比較したい8項目
通信制高校は、学校ごとに学び方や支援内容が異なります。
知名度や広告の印象だけで決めず、本人が実際に学び続けられるかを確認しましょう。
1.自宅学習と通学の割合
自宅中心、月数回、週1日、週3日、週5日など、学校によって通学方法が異なります。
現在は登校が難しくても、将来的に少しずつ通学したい場合は、入学後に通学頻度を変更できるかも確認します。
2.スクーリングの場所と期間
普段通うキャンパスと、単位修得のためのスクーリング会場が異なる場合があります。
遠方の本校で宿泊を伴うこともあるため、本人が参加できるか、交通費や宿泊費を含めて確認してください。
3.レポートの量と提出方法
通信制高校では、レポートの提出が学習の中心になることがあります。
- どの程度の量があるか
- スマートフォンやパソコンで提出できるか
- 分からない部分を質問できるか
- 提出が遅れた場合に連絡があるか
本人だけで継続できる仕組みになっているかを確認します。
4.学習の進捗管理
自由度が高いほど、学習を後回しにしてしまう可能性もあります。
- 担任や担当者が進捗を確認するか
- 定期的な面談があるか
- 保護者が進捗を確認できるか
- 学習が止まった場合に連絡があるか
本人に自己管理を任せきりにしなくてもよい仕組みがあるかを確認しましょう。
5.対面での支援
オンラインで相談できても、対面でなければ話しにくい子どももいます。
個別相談、少人数授業、キャンパスでの質問対応など、本人が必要とする支援があるかを比較してください。
6.進学・就職支援
高校卒業だけでなく、その後の進路も考えます。
- 大学・専門学校への進学相談
- 受験対策
- 推薦や総合型選抜への支援
- 就職相談
- 履歴書や面接の支援
- 進路が決まっていない生徒への支援
希望する進路に必要な支援が、通常の学費に含まれるか、追加講座が必要かも確認します。
7.学費の総額
公式サイトに掲載されている授業料だけで判断しないようにします。
- 入学金
- 単位履修料
- 施設設備費
- 教材費
- 通学コース費
- オプション授業
- スクーリングの交通費・宿泊費
- パソコンや通信環境
- 行事や制服などの費用
就学支援金が適用される場合でも、すべての費用が対象になるとは限りません。
N高グループでも、単位制・通信制課程の授業料とは別に、週5・週3・週1+コースなどの費用が必要になる場合があります。
転入時は履修する単位数によって費用が変わる可能性があるため、本人の単位状況を伝えたうえで確認しましょう。
8.本人と学校の相性
制度上は通える学校でも、本人が先生や学校の雰囲気に不安を感じていれば、学習を続けにくくなります。
資料だけで決めず、可能であれば個別相談や学校説明会へ参加し、次の点を確認してください。
- 本人が安心して質問できるか
- 先生の説明が分かりやすいか
- 子どもの状態を決めつけずに聞いてくれるか
- 通学する場合の雰囲気は合いそうか
- 困ったときの相談先が明確か
子どもの現在の状態から、学び方を考える
通信制高校は、「どの学校が一番人気か」だけで選ぶものではありません。
現在の状態と、これからどのように学びたいかを基準にします。
※表は横にスクロールできます。
| 子どもの現在の状態・希望 | 確認したい学習環境 |
|---|---|
| 外出や登校自体が難しい | 自宅中心で進められるネット学習 |
| 少しずつ外出を増やしたい | 週1日など少ない日数から始められる |
| 生活リズムを整えたい | 週3日・週5日など決まった時間に学べる |
| 集団での授業が負担 | 少人数、個別指導、オンライン授業 |
| 学習を一人で管理するのが難しい | 担当者による進捗確認や面談 |
| 人との交流も持ちたい | 通学キャンパス、行事、オンライン交流 |
| 大学進学を目指したい | 受験指導や進学相談が受けられる |
| 進路がまだ決まっていない | 興味を探す授業や体験活動がある |
| 体調に波がある | 学習時間や通学頻度を調整しやすい |
| 卒業時期が心配 | 単位の引き継ぎと履修計画を個別に確認できる |
| 宿泊が難しい | スクーリングの場所・日数・宿泊条件を確認できる |
現在は自宅中心で過ごしていても、回復後に人との交流を望む可能性があります。
反対に、最初から通学日数の多いコースへ入ると負担になることもあります。
今の状態だけでなく、入学後に学び方を変更できるかも確認しましょう。
今の高校へ戻る以外にも、高校卒業を目指す方法があるんですね。
はい。自宅中心で学ぶ方法や、週1日など少ない日数から通える学校もあります。
本人に合う学び方を比較してみましょう。
N高等学校が選択肢になる可能性がある家庭
N高等学校を含むN高グループには、時間割を固定せず自分のペースでネット学習を進めるネットコースと、週5・週3・週1+コースがあります。所属コースにかかわらず、学習や進路を支援する複数のメンターがつくと案内されています。
次のような家庭では、検討候補の一つになります。
自宅中心で学ぶ時間を多くしたい
毎日同じ時間に登校することが難しくても、自宅であれば学習を進められる子どもがいます。
ネットコースでは時間割を固定せず、本人の生活や体調に合わせて日々の学習を進められます。
ただし、自由な時間に学べることと、何もしなくてもよいことは違います。
レポートやスクーリング、テストなどを計画的に進められるかを考える必要があります。
ネットを使った学習に抵抗が少ない
パソコンやインターネットを使った学習が苦にならず、動画やオンライン教材を見ながら課題に取り組める子どもは、検討しやすい可能性があります。
一方で、紙の教材や対面での細かな説明がなければ理解しにくい場合は、通学型の学校や個別指導のある学校も比較しましょう。
将来的に通学する選択肢も残したい
現在は毎日の登校が難しくても、体調が整ったら少ない日数から通学したいと考えることがあります。
N高グループでは、ネットコースと週5・週3・週1+コースがあり、一定の時期ごとにコースや通学日数を変更できると案内されています。
変更できる時期や条件は、入学前に確認してください。
自分のペースで高校卒業を目指したい
決められた時間割に毎日合わせるよりも、自分で学習時間を組み立てたい子どもには、ネット中心の学び方が合う可能性があります。
ただし、自己管理が難しい場合には、メンターによる進捗確認や保護者への連絡方法を個別相談で確認しましょう。
進学や就職についても相談したい
N高グループは、自己分析、進路に関する基礎知識、受験対策、出願書類や応募書類などに関する進路支援を案内しています。
希望する進路に必要な支援が通常の学費に含まれるか、追加の授業が必要かは個別に確認してください。
N高等学校を慎重に比較したほうがよいケース
N高等学校は、すべての不登校経験者に必ず合う学校ではありません。
次のような場合は、個別相談で詳しく確認し、ほかの通信制高校とも比較することが大切です。
一人では学習を始められない
ネット学習の自由度が高くても、自分から教材を開くことが難しい場合があります。
- 毎日の学習を誰が確認するか
- 課題が遅れたときに連絡があるか
- 保護者が進捗を確認できるか
- 対面での学習支援を受けられるか
を確認しましょう。
対面で細かく教えてもらいたい
画面上の説明だけでは理解しにくく、先生が隣で一つずつ説明したほうが学びやすい子どももいます。
その場合は、通学型コース、少人数授業、個別指導を用意している学校も含めて比較してください。
パソコンでの学習が苦手
インターネットを使った学習に強い抵抗がある場合、日々の学習そのものが負担になる可能性があります。
本人が実際の学習画面を見て、続けられそうかを確認することが重要です。
宿泊や遠方への移動に強い不安がある
N高グループでは、ネットコースを含むすべての生徒にスクーリングが必要です。
N高生は原則として2年次に沖縄伊計本校で行われる宿泊型の本校スクーリングへ参加します。また、在籍校、地域、時期などによって、普段のキャンパスとは別の会場でスクーリングが行われる場合があります。
本人が長距離移動や宿泊に対応できそうか、体調面で配慮を受けられるかを事前に相談してください。
費用をできるだけ抑えたい
ネットコースと通学型コースでは、必要な費用が異なる可能性があります。
単位制・通信制課程の学費だけでなく、通学型コースの費用、教材、端末、交通、スクーリングなどを含めた総額を確認しましょう。
N高等学校を検討するときに特に確認したいこと
ネットコースでもスクーリングが必要
ネットコースは、自宅だけで一度も登校せずに卒業できるコースではありません。
N高グループでは、ネット学習、スクーリング、テストが高校卒業資格取得のための必修授業として案内されています。
「普段はネットで学べる」という点だけでなく、卒業までに必要な対面授業を確認してください。
転入・編入の時期が異なる
N高グループでは、新入学と編入学は原則として4月・7月・10月・1月、転入学はネットコースが随時、その他のコースが応相談と案内されています。
ただし、学年や時期、休学期間などによって希望どおりにならない場合があります。
退学手続きを行う前に相談することが重要です。
前の高校の単位は個別に確認される
転入・編入時には、前の高校で修得した単位や在籍期間が加味される場合があります。
すべての単位を必ず引き継げるわけではなく、提出書類と教育課程を照らし合わせて判断されます。
個別相談では、次の情報を伝えてください。
- 現在の学年
- 高校へ入学した時期
- 休学期間の有無
- 修得済みの単位
- 現在履修している科目
- 希望する転入時期
- 希望する卒業時期
学費は本人の条件に合わせて確認する
転入時の単位数、選ぶコース、就学支援金の適用状況などによって、必要な費用が変わる可能性があります。
公式サイト上の一例だけで判断せず、本人の単位状況を伝えて確認しましょう。
N高等学校が本人に合うか、条件を確認してから判断する
N高等学校の資料を見るときは、ネット学習の自由度だけでなく、次の項目も確認してください。
- 本人が選べるコース
- 日々の学習管理
- スクーリングの場所と日数
- 宿泊や移動の条件
- 転入・編入できる時期
- 引き継げる単位
- 卒業予定時期
- 学費の総額
- 進学・就職支援
資料を見たからといって、N高等学校への入学を決める必要はありません。
ほかの通信制高校と比較するための一校として、正確な情報を確認しましょう。
転入・単位・スクーリング・費用を資料で確認する公式資料へ移動します。
※資料請求は入学申込みではありません。
N高等学校とほかの通信制高校を比較
通信制高校を選ぶときは、一校だけを見て決めず、本人の状態に合う学校を複数比較することが大切です。
以下は学校の優劣を決めるランキングではありません。
どのような学び方を選べるかを整理するための比較です。
※表は横にスクロールできます。
| 学校 | 学び方の傾向 | 確認したい家庭 |
|---|---|---|
| N高等学校 | ネットコース、週5・週3・週1+コース | ネット中心から通学まで比較したい |
| 飛鳥未来高校グループ | 自分で通学日数を決めるスタイル、ネット、週3、週5など | 少ない日数から通学習慣を作りたい |
| おおぞら高校 | 週1~5日の通学、オンライン、個別指導、体験学習など | 担当者への相談や体験活動を重視したい |
| クラーク記念国際高等学校 | 週5日、オンライン+通学、月1・2日通学とWeb学習など | 対面授業や学校生活も重視したい |
設置されているコースや学び方は、学校・キャンパス・地域によって異なります。
自宅から利用できるキャンパスで、希望するコースを選べるかを確認してください。
飛鳥未来高校グループ
飛鳥未来高校グループでは、自分のペースに合わせて週1~5日で登校するスタイルや、ネットスタイル、週3日・週5日で通学するスタイルなどが案内されています。
次のような家庭では比較候補になります。
- 毎日ではなく、少ない日数から通いたい
- 定期的にホームルームへ参加したい
- ネット学習と通学を比較したい
- 学校行事や友人との交流も検討したい
キャンパスによって利用できるスタイルが異なる場合があるため、希望する地域で確認してください。
おおぞら高校
おおぞら高校のみらい学科では、週1~5日で通学する基礎コースや、午後から通える個別指導コースなどが案内されています。
次のような家庭では比較候補になります。
- 担当者へ継続的に相談したい
- 集団授業に不安があり、個別指導も検討したい
- 学習だけでなく、さまざまな体験も重視したい
- 将来やりたいことを探したい
屋久島おおぞら高等学校では、卒業に必要な条件の一つとして、年1回の屋久島スクーリングへの参加が案内されています。
本人が移動や宿泊に対応できるかも確認してください。
クラーク記念国際高等学校
クラーク記念国際高等学校では、週5日通学、オンラインと通学を組み合わせる学び方、月1・2日通学とWeb学習を組み合わせる学び方などが案内されています。
次のような家庭では比較候補になります。
- 週5日通学も選択肢に入れたい
- オンラインと対面を組み合わせたい
- 学校生活やクラスでの活動も重視したい
- 興味のある分野を対面で学びたい
利用できる学び方やコースはキャンパスによって異なるため、自宅から通える地域の情報を確認してください。
本人の希望別に比較する
自宅中心で学びたい
N高等学校のネットコースなど、時間や場所の自由度が高い学び方を確認します。
ただし、スクーリング、レポート、テスト、学習管理も比較してください。
少ない日数から通学したい
N高等学校の週1+コース、飛鳥未来高校グループの通学スタイル、おおぞら高校の週1日からの通学などを比較します。
通学日数だけでなく、授業内容や担当者の支援も確認しましょう。
対面で細かく支援してほしい
個別指導、少人数授業、定期面談などを提供している学校を比較します。
ネット学習の自由度よりも、学習を始めるところから支えてもらえるかを重視します。
高校らしい学校生活も送りたい
週3日・週5日などの通学型コースや、学校行事、クラス活動を比較します。
本人がどの程度の集団なら参加できそうかも考えましょう。
大学進学を目指したい
高校卒業資格を取得するための授業と、大学受験対策は分けて確認してください。
受験指導の内容、追加費用、個別相談、推薦・総合型選抜への支援などを比較します。
資料請求前に親子で確認したいこと
候補校へ資料を請求する前に、次の項目を親子で確認しておくと、比較しやすくなります。
本人は自宅で学習を続けられそうか
ネット学習は通学の負担を減らせる一方、自分から課題に取り組む必要があります。
動画を見るだけではなく、レポート提出や試験に向けた学習を続けられそうかを考えます。
本人だけでは難しい場合は、学校からどのような進捗管理を受けられるか確認してください。
どの程度なら通学できそうか
現在は外出が難しくても、将来的には週1日程度から通いたいと考えるかもしれません。
反対に、週3日や週5日の通学を最初から求めると、負担になる可能性があります。
現在できることと、今後目指したい状態を分けて考えましょう。
スクーリングへ参加できそうか
- 場所
- 時期
- 日数
- 宿泊の有無
- 交通手段
- 体調面の配慮
を確認します。
「普段はネットで学べる」という情報だけで決めず、卒業までに必要な対面活動を本人が行えるかを考える必要があります。
本人はどのような支援を求めているか
- 自分のペースを尊重してほしい
- 毎週進捗を確認してほしい
- 対面で質問したい
- 親以外の大人へ相談したい
- 友人と交流したい
- 集団活動はできるだけ少なくしたい
必要とする支援は一人ひとり異なります。
卒業後に何をしたいか
大学、専門学校、就職など、希望する進路が決まっている場合は、その支援を受けられる学校を選びます。
まだ決まっていない場合は、興味を探せる授業や体験活動があるかを確認しましょう。
家庭で負担できる費用はいくらか
初年度だけでなく、卒業までの総額を確認します。
ネットコース、通学型コース、追加講座など、複数の選択肢がある場合は、それぞれの費用を比較してください。
資料が届いたら確認する14項目
資料が届いたら、パンフレットの印象だけで判断せず、次の項目を確認してください。
- 希望するコースの入学時期
- 転入と編入のどちらになるか
- 認定される見込みの単位数
- 卒業予定時期
- レポートの量と提出方法
- テストの実施方法
- スクーリングの場所・回数・宿泊
- 学習が遅れた場合の支援
- 担任や担当者との面談頻度
- 保護者が進捗を確認する方法
- 通学型コースへ変更できる時期
- 初年度と卒業までの学費総額
- 追加で必要になる費用
- 大学進学や就職の支援
分からない部分は、入学後に考えるのではなく、出願前に質問しましょう。
可能であれば、本人と一緒に個別相談や学校説明会へ参加します。
よくある質問
高校生の子どもが不登校になったら、親は何から始めるべきですか?
まずは、子どもの心身の状態を確認してください。
同時に在籍校へ連絡し、出席状況、単位認定、課題、試験、進級・卒業への影響を整理します。
登校を急がせることだけを目標にせず、本人の希望を聞きながら、現在の高校への復帰とほかの進路の両方を検討します。
学校を休ませると、さらに登校できなくなりませんか?
休ませることが必要か、どのような支援が必要かは、本人の状態によって異なります。
無理に登校させるか、何も確認せずに休ませ続けるかの二択ではありません。
心身の状態を確認しながら、在籍校と出席・単位・課題について相談し、今後の選択肢を整理しましょう。
不登校でもN高等学校へ転入できますか?
不登校経験があることだけで、転入できないと決まるわけではありません。
ただし、現在の学年、在籍期間、修得単位、希望する時期やコースなどによって条件が変わります。
ネットコースの転入学は随時、その他のコースは応相談と案内されていますが、本人の条件については個別相談で確認してください。
N高等学校のネットコースなら、一度も登校しなくてよいですか?
いいえ。
ネットコースでも、高校卒業資格取得のためにスクーリングやテストへの参加が必要です。
N高生は原則として2年次に、沖縄伊計本校で宿泊型の本校スクーリングへ参加します。
詳しい日程、場所、必要な費用、配慮を受けられる内容は、最新の資料や個別相談で確認してください。
現在の高校で取得した単位は引き継げますか?
前籍校で修得した単位や在籍期間が加味される場合があります。
ただし、すべての単位を必ず引き継げるわけではありません。
成績・単位修得証明書などの提出書類と、転入先の教育課程を照らし合わせて個別に判断されます。
通信制高校へ転校すれば、同級生と同じ時期に卒業できますか?
在籍期間、修得単位、転入時期、転入後の履修状況によって異なります。
同じ時期の卒業を目指せる場合もありますが、必ず個別に履修計画を確認してください。
卒業時期を断定せず、現在の単位状況を学校へ伝えることが重要です。
不登校経験があっても大学進学を目指せますか?
通信制高校を卒業すると、高校卒業資格を取得できます。
大学受験も可能ですが、高校卒業に必要な学習と大学受験対策は同じではありません。
希望する大学に向けた受験指導、追加講座、進路相談などを受けられるか確認してください。
通信制高校は学費だけで選んでもよいですか?
学費は重要ですが、安さだけで選ぶと、本人に必要な支援を受けられない可能性があります。
通学頻度、学習管理、スクーリング、進路支援、本人との相性を含めて比較しましょう。
授業料だけでなく、通学コース費、教材、端末、交通、宿泊などを含めた総額を確認してください。
N高等学校の資料を請求すると、入学しなければなりませんか?
資料請求は、学び方や入学条件を確認するための情報収集です。
資料を請求しただけで入学が決定するわけではありません。
ほかの学校の資料も取り寄せ、本人が続けられそうな環境かを比較してください。
まとめ|登校だけをゴールにせず、本人に合う学び方を探す
すぐに転校を決めるのではなく、まず資料を見て比較してもよいんですね。
はい。資料請求は入学決定ではありません。
単位、卒業時期、費用、スクーリングを親子で確認し、本人が続けられる学校かを判断しましょう。
高校生の子どもが不登校になったとき、親が一人ですぐに答えを出す必要はありません。
まずは、次の順番で進めましょう。
- 子どもの心身の状態を確認する
- 在籍校へ出席・単位・進級条件を確認する
- 本人がどのような環境なら学べそうかを聞く
- 現在の高校へ戻る以外の選択肢も調べる
- 候補となる学校を複数比較する
現在の高校への復帰が本人に合っていることもあれば、環境を変えることで学習を再開できることもあります。
通信制高校を検討する場合も、「不登校ならこの学校」と一校に決めつけず、次の項目を比較することが大切です。
- 自宅学習と通学の割合
- 学習の進捗管理
- スクーリング
- 単位の引き継ぎ
- 卒業予定時期
- 進路支援
- 学費の総額
- 本人と学校の相性
N高等学校は、自宅中心で学べるネットコースと、週5・週3・週1+コースを比較できる学校です。
一方で、ネットコースでもスクーリングやテストが必要であり、単位、卒業時期、費用などは本人の状況によって異なります。
メリットだけで判断せず、最新の公式資料を確認したうえで、ほかの通信制高校とも比較しましょう。
子どもに合う学び方か、親子で資料を確認してみませんか?
資料請求は、N高等学校への入学を決める手続きではありません。
ネットコースや通学型コースの違い、スクーリング、学費、転入条件を確認し、ほかの通信制高校と比較するための情報収集です。
届いた資料を親子で見ながら、次の点を話し合ってみてください。
- この学び方なら続けられそうか
- 一人で課題を進められそうか
- 必要なサポートを受けられるか
- スクーリングへ参加できそうか
- 今の単位をどこまで引き継げるか
- 卒業までに必要な費用はいくらか
- ほかの学校と比べて何が違うか
公式資料へ移動します。
※資料請求は入学申込みではありません。